サウンドノベルもどき
まえがきにかえてください

注)意味鮮明にして脈絡不可解窮まらずを目指すが故に。
    されど我らがリンクは清く正しく美しく整然とダブらず。
    正常なる精神は常日頃なる魂に宿を借りて母屋を取られけり。
    嗚呼、マイクのテスト中。本日はお日柄山の金太郎侍。
    話の追加熱烈歓迎。棒線一方で保存の後追加は可 書換大いに可。
本文。

君は江戸のお侍だ。 名前はまだない。 住所は江戸の鬼門の方角にあたる荒川区は荒川三丁目私書箱五十号。 窓の下には神田川。They say it was in Libya. 南三条通りに面した一間の下宿でサボテン一頭とケサランパサラン朝夕一包と ゲンノショウコ一匹のみっつの僕とともに WABI (Windows Application Borland is Imprise) 並びに SABI (SCSI Application Borland is Imprise) のただよう生活を送っている。 わびさびと言っても今朝の朝食のオカズは、大和海苔と味噌汁でした。 沢庵漬と副腎漬は今晩のオカズに取ってあります。 下宿の一階は湯田の卸問屋で、毎日薔薇を買う客で賑わっている。

そんな君のもとに、今朝未明一通の手紙が届いた。 消印を見ると


The original message was received at Fri, 4 Sep 1192 04:44:44 +0926 (JST)
----- The following addresses had permanent fatal errors -----
nobody@503.senju.edo ... unknown
... while talking to gate.senju.edo

と書いてあるのだが、君は江戸侍なので理解不能だ。 というのもそういう設定のようであるからです。

君は思わずその手紙を宙高く放り投げると、 知合いに貰った南米土産のペーパーナイフを大きくふりかぶり、 抜く手も見せず一刀の元に千々に切り割いた。 血の一滴も吹き出ぬ。正に達人のみに許される見事な切り口だ。 一階に住む湯田屋小町のおみっちゃんも 思わずお茶を飲んで見守っている。

切り割かれた手紙を寄せ集め、苦闘すること数刻。 丁寧に張り合わせた手紙を読んでみると、 極細明朝ワープロ打ちでこう綴ってあった
「今日は仏滅です」
署名は公開鍵暗号でしたが鍵がないので読めませんでした。 背景を蝋燭でじわじわと真綿を締めるようにあぶり出すと、 きれいな文人画が浮かびあがった。 この密書を読んだ君は底知れぬ期待感にうちのめされながら、 おみっちゃんに向かって、静かにこう言った。

  • 「ばあさんや、わしは一体誰なんじゃ・・・」
  • 「季語はばあさん、その季節は夏」
  • 「字余り」